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    本日、紹介するのは「鍋田横穴群」です。

    鍋田横穴群は、古墳時代後期(今から約1400年前)、熊本県北部を流れる菊池川の支流の岩野川に沿った崖面に作られた群集墓です。その崖面には阿蘇大噴火でできた溶岩(阿蘇凝結熔解岩)が露頭した場所があり、古墳時代の人々はここに横方向の穴を掘って、お墓としました。
    鍋田第27号横穴慕の左外壁には、人物、弓、盾、馬、靫(ゆぎ;矢の入れ物)などが浮き彫りされています。
    山鹿市内では、このほか長岩横穴群や城横穴群など多数の横穴群が点在していますが、鍋田横穴群はわが国の装飾横穴の代表格と言えます。

    所 在 地 山鹿市鍋田字東
    指定年月日 大正11年10月12日(国史跡)
    遺跡の内容 古墳時代後期につくられた61基からなる横穴墓で、16基が装飾横穴

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